公開日:2025.10.31

更新日:2025.10.31

知らず知らずのうちに使っているPETボトルのリサイクル製品

知らず知らずのうちに使っているPETボトルのリサイクル製品

知らず知らずのうちに使っているPETボトルのリサイクル製品

みなさんは知らず知らずのうちにPETボトルのリサイクル製品を買って使っています。

例えばPETボトル

最近は100%リサイクル材でできたPETボトルも出現しているんだよ。

スーパーやコンビニでPETボトルに入った飲料を買うとき、ボトルまでは気にしていないでしょう。自動販売機(じどうはんばいき)で買った時、出てきたPETボトルにリサイクル材が使われているかどうか気にしてないでしょう。

スーパーとかで並んでいる卵を入れたプラスチック製の卵パックはPETボトルのリサイクル材が使われています。

運ぶときに卵が割れなかったらいいので、リサイクル材であろうとなかろうと関係ないですね。

例えば仕事で使う作業着

PETボトルをリサイクルして作った繊維(せんい)が使われているかも。

学生服やセーラー服、シャツ、体育着などにもPETボトルをリサイクルして作った繊維が使われているかも。

飲んだあとはリサイクルしやすいようにルールを守ろう

飲み終わったあと、お家から資源(しげん)として出す時のルールは、

また、なぜか?

PETボトルのなかみは必ずなくす

中をすすぐ(そのままだと臭いでハエやハチがたかり、集める人が(こま)ります。また、(くさ)った(にお)いでリサイクルの作業をする人にも迷惑(めいわく)です)

キャップをはずす(キャップがないほうがペットボトルをつぶしやすい、リサイクルしやすい、でもキャップをはずした時に残るリングは外さなくていい)

ラベルをはがす(ラベルがはがしてあるほうが、リサイクルしやすい)

つぶす(つぶしてあると、かさばらない)

(住んでいるところによっては少し違う場合があります)

自動販売機の横のリサイクルボックスに入れるときは、ペットボトルのなかみは必ずなくす

ごみは入れない(リサイクルボックスはごみ箱ではない)

リサイクルボックスがいっぱいの場合は持ち帰る(横などに置きっぱなしにしない)

道端(みちばた)、公園、河川(かせん)海岸(かいがん)などにすてない

集められたPETボトルはどのようにリサイクルされるのか

住んでいる近くのリサイクルセンターなどで

(1)選別(せんべつ):ラベルなどちがう種類のプラスチック、色のついたボトル、金属類などを取りのぞきます。

(2)圧縮(あっしゅく)梱包(こんぽう)(ベール化):保管(ほかん)運搬(うんぱん)しやすいように、押しつぶして小さくします。

(ベール(英語で bale)とは、(たわら)や梱包のことです)

(3)保管:ベール品をヒモでひとまとめにして保管します。

工場に運んだあと、

(1)選別:ベール品のひもをほどいてボトルをばらばらにしたあと、センサーや手で選別して、色つきボトルや他の材料のボトルをより分けます。

(2)粉砕(ふんさい):細かくくだきます。(フレークにします)

(3)洗浄(せんじょう):きれいに洗あらいます。

(4)分離(ぶんり):風力(ふうりょく)分離や比重(ひじゅう)分離でラベルとキャップを取り除きます。アルミなどの金属を取りのぞきます。

フレーク
PETボトルを8ミリ角ぐらいの大きさに切ったもの(フレークは(うす)破片(はへん)という意味)

ペレット
フレークに一度熱をかけて()かして小さなつぶに加工したもの
フレークのままや、フレークをペレットにして、リサイクル製品の工場に運び、PETボトル、卵パック、繊維などをつくります。

身近にあるPETボトル、どのようにして作られているのか

次の記事を参考にしてください。

ペットボトルの作り方|プラスチックとリサイクルに関する学習支援サイト|プラスチックのはてな

写真提供:PETボトルリサイクル推進協議会(該当写真:作業着、選別、圧縮梱包、保管)